子どもの歯並び『いつまで様子見??』

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子どもの歯並び『いつまで様子見??』

2026年09月14日│院長・スタッフ│

永久歯を「抜かない」ために。子どものうちからアゴのスペースを広げるメリット

こんにちは。広島県呉市のふかみスマイル歯科、理事長の鶴井です。

「子どもの歯並びがガタガタになってきたけれど、将来矯正するなら永久歯に生え変わってからでいいのかな?」

「歯並びの矯正って、健康な歯を何本も抜かないといけないイメージがあって怖い……」

お子さまの歯並びについて調べる中で、このような疑問や不安をお持ちの親御様はとても多くいらっしゃいます。

大人になってからの矯正治療(成人矯正)では、ガタガタになった歯を綺麗に並べるスペースを作るために、やむを得ず健康な永久歯を2本〜4本抜くケース(抜歯矯正)が少なくありません。

しかし、子どもの時期から適切なアプローチを行っていれば、将来的に大切な永久歯を「抜かずに」綺麗で健康な歯並びを手に入れられる可能性が格段に高まります。

今回は、子どものうちに「アゴのスペースを広げる」ことの大切さと、早期治療(小児矯正)が持つ大きなメリットについて詳しく解説いたします。

なぜ歯がガタガタになるの?原因は「アゴの狭さ」

永久歯が重なって生えてきたり、八重歯(やえば)になったりしてしまう最大の原因は、「歯の大きさに対して、土台となるアゴのスペースが狭すぎるから」です。

これは「3人掛けの小さなベンチに、無理やり5人の大人が座ろうとしている状態」をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。ベンチの幅が狭ければ、誰かが弾き出されたり、斜めに重なって座るしかなくなってしまいますよね。

現代のお子さまは、昔に比べて柔らかい食べ物を好む傾向があり、日常的な咀嚼(そしゃく)回数が減っています。その結果、アゴの骨の発達が不十分なまま大人になり、大きく綺麗な永久歯が生えてくる十分なスペースが確保できなくなっているのです。

 

 

大人と子ども大違い!「アゴの成長」を利用した矯正治療

大人の矯正治療は、すでにアゴの骨の成長が完全に止まっているため、骨の幅自体を広げることは困難です。そのため、狭いスペースに無理やり歯を収める手段として「抜歯」が必要になることが多くなります。

一方、子どもの矯正治療(小児矯正・1期治療)の最大の強みは、「成長期にある柔軟なアゴの骨の成長をコントロールできる」という点にあります。

小児矯正では、取り外し式の装置(拡大床やマウスピース型矯正装置など)を使い、アゴが横や前に健やかに広がるよう優しくアプローチします。無理に骨を突き破るのではなく、お子さま自身の「大きくなろうとする力」を正しく誘導してあげることで、永久歯が自然と正しく並ぶための「広いベンチ(土台)」をあらかじめ準備してあげるのです。

 

子どものうちにアゴを広げる「4つの大きなメリット」

子どもの時期(主に6歳〜10歳前後)からアゴのスペースを広げる治療を始めることには、単に歯並びを綺麗にする以上の大きな価値があります。

① 将来、永久歯を抜かずに済む確率が格段に上がる

前述の通り、アゴのスペースをしっかり確保しておくことで、一生涯使っていく大切な本命の永久歯を抜かずに綺麗に並べられる可能性が飛躍的に高まります。健康な歯を残せることは、お子さまの将来の財産となります。

② お顔立ち(骨格)のバランスが綺麗に整う

アゴの骨の成長を正しく促すことで、下あごが引き下がりすぎたり、上あごが出っ張ったりするような骨格的な歪みを防ぐことができます。成長期にお口周りの骨格バランスを整えることは、将来の美しい Eライン(横顔のライン)や自然な笑顔を作ることにつながります。

③ 鼻通りが良くなり「正しい鼻呼吸」がしやすくなる

上あごの骨を横に広げると、上あごの天井部分の上にある「鼻腔(鼻の通り道)」も同時に広がります。これにより鼻からの空気が通りやすくなり、口呼吸から「正しい鼻呼吸」へとスムーズに移行しやすくなるという素晴らしい副次効果があります。

④ 本格矯正が必要になった場合も期間や費用の負担を抑えられる

アゴの成長を整えておけば、永久歯に生え変わった後の本格矯正(2期治療)が不要になるケースもあります。仮に2期治療が必要になったとしても、土台がすでに出来上がっているため、治療期間が短く済み、身体的・経済的な負担を大幅に軽滅することができます。

いつから始めるべき?ベストなタイミングとは

「アゴのスペースを広げる治療」を開始するベストな時期は、一般的に「上の前歯が永久歯に生え変わる6歳〜8歳頃(小児矯正の第1期治療開始期)」です。

ただし、指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖がある場合や、下あごが前に出ている(受け口・反対咬合)場合は、4歳〜5歳頃からの早期アプローチが推奨されることもあります。

アゴの成長のピーク(ゴールデン期)はお子さまによって異なるため、「永久歯が少しガタガタ生えてきたかな?」と感じたそのタイミングが、最高の受診時期です。

未来のお子さまへ贈る「健康なお口の土台」

子どもの矯正治療は、単に見た目の歯並びを整えるためだけのものではありません。

お子さまが大人になった時に、自分の歯で美味しくご飯を食べ、元気に笑い、健康的に過ごしていくための「しっかりとした土台を育てる医療」です。

「まだ早いかもしれない」「うちの子に矯正が必要か分からない」とお悩みの場合も、まずは現在のアゴの発達具合を確認するだけで十分です。

ふかみスマイル歯科では、お子さま一人ひとりの成長スピードや骨格に合わせた精密な診断を行っております。無理に治療を勧めることは一切ございませんので、どうぞ安心してご相談へお越しください。

 

 

小児歯科・小児矯正のご相談・カウンセリングのご予約は、お電話またはホームページのWEB予約よりお待ちしております。https://www.fukami-shika.jp/

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