インプラント治療、行った後どうなるの?

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インプラント治療、行った後どうなるの?

2018年07月31日│院長・スタッフ│

インプラント(人工歯根)自体はチタン製で腐食することも無く耐久性に優れています。

しかしどのくらい長持ちするかはほとんどの場合患者さんの口腔内のケアやメンテナンスに左右される。

 

1965年に最初にインプラント手術が行われた時の患者さんは、40年後亡くなるまで当時のインプラントを使い続けていました。

もちろんすべてのインプラントが40年以上持つわけでないが、適切な治療が行われ患者さんが丁寧なケアを心掛けていれば、ずっと使い続けることも不可能ではありません。

 

現在インプラントが手術から10年後に機能している確立はおおむね95%以上とされている。

ただしこれは人工歯根部に限ってのことです。

人工の歯の部分は材料によっても異なりますが、10年たつと3~4割欠けたりすることがあります。

大きな要因として寝ているときの歯軋り、噛み締めが関与している。

歯軋り、噛み締めがインプラントに悪影響を与えていた場合、マウスピースをつけて寝ていただくこともあります。

 

治療後最も注意しないといけないのが「インプラント周囲炎」です。

食べかすやプラークがインプラント周囲にこびりつきインプラント周囲の骨が溶けが歯周病になった状態のことです。

 

症状としてインプラント周囲粘膜の痛みや腫れ膿が出るなどの症状があります。

ひどくなるとインプラントと結合している骨まで溶けることがある。

インプラントは自分の歯に比べて防御機能が弱く、歯周病が進みやすい。

 

インプラント周囲炎が軽症のうちはポケットのプラークや歯石を除去したり、抗生物質の投与などで回復が望めることが多い。

重症になると歯茎を開いて直接インプラントを清掃したり、最悪の場合手術によってインプラントを抜かざるを得ない場合もあります。

 

特に歯周病で歯を失いインプラント治療を行う患者さんの場合は歯周病の原因になった生活習慣を改め、口腔ケアの重要性を理解することが大切です。

歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスなども活用し歯の表面、裏側、歯と歯の間などの食べかすやプラークをしっかり取り除くケアを毎日行うことが大切です。

 

また治療後も歯科医院には定期的に通い、検査を受けてインプラントを清潔に保つメインテナンスを受診してください。

 

当院ではインプラント治療後は3ヶ月に一回定期健診に通っていただき、手入れのアドバイスや自分で取りきれない所をクリーニングしています。

不幸にも再治療が必要になった場合も人工の歯は5年間、人工歯根は10年間の長期保証を設定しているので安心してください。

 

お悩みのある方は相談にのりますよ。

 

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