オーラルフレイルってなんだろう?

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オーラルフレイルってなんだろう?

2023年07月18日│院長・スタッフ│

オーラルフレイルという言葉を聞いたことがありますか?
まずフレイルという言葉について解説します。フレイルとは、加齢とともに心身の運動機能や認知機能などが低下し、適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態のことを言います。

オーラルフレイルは、フレイルをお口に当てはめたものです。歯の数・口腔衛生・口腔機能などの変化によって、口腔の脆弱性が増加し、食事の機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまでつながる一連の現象および家庭のことをオーラルフレイルといいます。

オーラルフレイルは、生活範囲の挟まりや、精神面の不安定さから始まります。そして、大きく、以下の4つの時期に分けられます。
① 前フレイル期…口腔機能管理に対する関心度の低下を経て、歯周病や残存歯数の低下の兆候が表れる時期

② オーラルフレイル期…食べこぼしやわずかなむせがある。噛めない食品が増える時期

サルコペニアやロコモティブシンドローム

③ サルコ・ロコモ期…さらに栄養障害へ陥る時期

④ フレイル期…フレイルや要介護状態、栄養障害・運動障害に至る時期

サルコペニアとは、ギリシャ語で、筋肉をあらわす「sarco」と、喪失をあらわす「penia」を合わせた造語です。加齢や病気によって、筋肉の量が減少して、握力や下半身の筋肉、体幹の筋肉など、全身の筋力低下と、身体機能の低下が起きた状態のことをいいます。
一方、ロコモティブシンドロームは「運動器官症候群」のことをさし、運動器の障害によって、移動機能が低下した状態のことです。介護が必要になる可能性が高い状態にあります。

口腔機能低下症は、オーラルフレイルが更に進行した状態であり、加齢だけでなく、疾患や障害など、様々な要因によってお口の機能が低下している状態を示します。
口腔機能低下症がさらに進行すると、咀嚼機能不全(うまく噛めない)、摂食嚥下障害(うまく食べたり飲みこんだりが難しい)となり、さらには全身的な健康をも損なってしまいます。虫歯や歯周病、義歯が合わないことなど、口腔の要因に加えて、加齢や、全身疾患によっても口腔機能が低下しやすくなります。また、低栄養や廃用、薬の副作用などによって、複雑な病態に陥ってしまうことが多いです。
これを防ぐためには、生活環境や全身状態をしっかり把握して、口腔機能を適切に管理する必要があります。口腔機能低下を正しく診断し、適切な管理を行うことで口腔機能低下症の重症化を防ぐことが重要です。そのためには中年期からの口腔機能低下症の診断と管理を適切に行う必要があります。

当院では、デンタルプレスケールというフィルムを使って、咬合力(嚙む力)を客観的に把握することができます。虫歯や歯周病で歯を失ってしまって、最近食べづらくなったなぁと感じたら、口腔機能低下症が進行している可能性がありますので、なるべく早く対応するのが良いです。お口のことで気になることがありましたらご相談ください。

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