心臓に持病のある子供の歯科治療はどうしてるの?

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心臓に持病のある子供の歯科治療はどうしてるの?

2022年09月30日│院長・スタッフ│

赤ちゃんは100人に1人の割合で、心臓に持病をもった状態で生まれることをご存じでしょうか?今回は、心臓に持病がある子供の歯科治療というテーマで記事を書かせていただきます。

まず、知っておいてほしいのが、私達の口の中には、常に細菌が存在しています。そして、抜歯などの血が出る治療をした場合や、虫歯が大きくて歯の血管がむきだしの状態になってしまうと、口の中の細菌が血管内に侵入し、体内に入って)

心臓に持病のある子供では、この時に心臓の弁膜や心内膜に細菌のかたまり(プラーク)を作り、感染性心内膜炎(Infective endocarditis)を発症するリスクが高まります。

この、感染性心内膜炎(Infective endocarditis)を発症すると、37.5℃以上の発熱が初期症状として認められることが多く、長期に及ぶ抗菌薬投与や心臓弁置換術のような外科処置が必要となり、適切な治療を受けなければ死に至ることもあります。

自覚症状としては発熱が最も多く、感染が進行して、心臓の機能が低下するにつれて倦怠感や食欲低下が生じ、息切れや呼吸困難を生じるようになります。

では、どのような対応をしていけばよいのでしょうか。
結論から申し上げますと、予防的に抗菌薬を投与する必要があります。

抗菌薬の予防的投与は、歯科処置の菌血症を減少させます。このことに加え、抗菌薬は起炎菌の心臓弁への付着の抑制や付着した細菌の増殖を阻止することにより、感染性心内膜炎の発症および進行を防いでいると考えられます。

成人では、一般にβラクタム系抗菌薬(ペニシリン系)であるアモキシシリン2gを処置1時間前に経口投与するように推奨されています。小児では、体重1㎏につき50㎎のアモキシシリンの経口投与が推奨されています。この推奨に従いますと、体重20㎏の6歳児に1gものアモキシシリンを術前に内服してもらう計算となります。

通常、患者さんは循環器専門の医療機関にかかっているため、歯科処置の際には以下領域の主治医に問い合わせ、予防的抗菌薬投与の必要性や歯科処置に際して注意すべき事項がないか確認するのが望ましいと考えられます。そのうえで、これから行う歯科処置は予防的抗菌薬投与が必要なケースかどうか、ガイドラインを基に判断する必要があります。

当院では初診時、問診票を書いていただくようになっていますが、持病がある場合にはそこに記入していただければと思います。
初診の時にしっかりとお子様の状態を確認し、出血の少ない適切な歯磨き指導を行ってまいります。
ぜひ、当院の定期検診をご利用ください。


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