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フッ素の効能

2020年06月29日│院長・スタッフ│

虫歯は、口の中にいる虫歯菌が、口の中に残った食べ物(食さ)を餌にして酸を作り、それによって歯が溶かされることでできます。

歯はとても硬く強いのですが、口の中が酸性になると溶けてしまうのです。

そのため、歯磨きによって虫歯の原因菌や食さを取り除くことが、虫歯の予防に重要なのですが、「歯磨きも大切だけど、それだけでは不十分」と言えます。

理由は簡単で、「歯の溝」や「歯と歯の間」といった場所には歯ブラシが届きにくく、虫歯の原因菌や食さを取り除くことが難しいからです。

では、歯磨きだけでは不十分なら、どうしたらよいのでしょうか?

 

その答えは「フッ素入りの歯磨き粉やジェルを利用すると良い」です。

フッ素は虫歯対策に非常に有効であることが知られており、その具体的なメカニズムも解明されています。

【①歯質の強化】

歯の表面を構成するハイドロキシアパタイトと呼ばれる結晶は、酸に弱く、口の中が酸性になると溶けてしまいます。

しかし、ハイドロキシアパタイトにフッ素が取り込まれると、フルオロアパタイトと呼ばれる結晶に変化します。

このフルオロアパタイトは酸に溶けにくいため、フッ素によって虫歯になりにくい歯にすることが出来るのです。

【②再石灰化の促進】

歯が酸によって溶けると、ハイドロキシアパタイトの中に含まれるカルシウムやリンが唾液に溶け出してしまいます。この溶け出したカルシウムやリンは、口の中が酸性から元に戻ると、再びハイドロキシアパタイトに取り込まれるのですが、これを再石灰化と呼びます。

「再石灰化の量よりも、歯が溶ける量が多いと虫歯が進行する」とも言えます。

フッ素には、この再石灰化を促進する効果があることが知られており、虫歯の進行を抑制する働きがあります。

【③虫歯原因菌の抑制】

フッ素には、虫歯の原因菌の活動を抑制する効果があることが知られています。

虫歯の原因菌が酸を産生することを抑制するため、虫歯の予防につながります。

 

フッ素には上記のような効果があるため、フッ素を用いれば歯ブラシでは届かない細かな隙間にもフッ素が届き、歯ブラシでは不十分だった場所のケアをすることが出来ます。

最近の歯磨き粉にはフッ素が含まれていることがほとんどなので、歯磨き粉を用いることで、歯磨きの効果を劇的に高めることができます。

「フッ素さえ使えば歯磨きをしなくても良いのでは?」という質問を受けることもありますが、「歯についた汚れを取り除かないと、歯の表面にフッ素が触れないので、フッ素が十分な効果を発揮しない」ため、歯磨きを行うことはとても重要です。

 

フッ素はWHO(世界保健機関」やFAO(世界食糧農業機関)では必須微量元素とされており、カルシウムや鉄などと同じように、定期的に摂取することが推奨されている「栄養素」の1つとなっています。

また、日本では導入されていませんが、水道水にフッ素を含有させ、普通に生活をするだけでフッ素を適量摂取できるフロリデーションを導入している国もアメリカを筆頭に数多く、健康被害やアレルギーなどのリスクは非常に低いとされています。

それこそ、フロリデーションの導入されていない日本では、虫歯予防のために定期的に歯科医院でフッ素を塗布することが推奨されているほどです。

非常に低リスクな上に効果がとても高いので、是非フッ素を利用して下さいね。

当院では、定期検診でのフッ素の塗布を行っております。

専門家によって最適な量のフッ素を用いて虫歯を予防しておりますので、安心してご利用下さい。

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