歯が多くなくなるにつれ、がんで死ぬ確率高まるってほんと?

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歯が多くなくなるにつれ、がんで死ぬ確率高まるってほんと?

2014年12月01日│院長・スタッフ│

PCを入れ替えた関係で最近更新できずすみません。

久しぶりの歯の豆知識になります。

 

実は九州歯科大学の調査によると、失った歯の数が多いほど消化器系のがんで死亡する確率が高まる可能性があるという。

福岡県在住、大正6年生まれの男女約824人を10年以上にわたって追跡調査した。

追跡できた697人のうち414人が亡くなっておりそのうち71人の死因ががんだったという。

がんの内訳は、肺がん16人、肝臓がん13人、胃がん12人、大腸がん6人、すい臓がん4名でした。

 

なくなった方が永久歯28本のうち何本歯が残っているかを照合した。

飲酒や喫煙の有無などの因子で調整した結果、虫歯や歯周病で歯を一本失った人は、歯が全て揃っている人に比べ胃がんや消化器系のがんで死亡する確率が6%高いと判明した。

さらに失った歯が5~9本の人は0~4本の人に比べ2.2倍同じく10本以上の人は3.2倍と残っている歯の数が少なくなるほど、リスクが高い傾向にあった。

 

こうした歯の喪失との因果関係は、がんで亡くなった人だけで脳卒中や心臓疾患で亡くなった人には見られなかったという。

この結果について同大学の安細教授は、「歯を失ってしまうと入れ歯に似なることが多く、噛む力がが落ちるため消化器系の臓器に負担がかかるのが一因では?」と分析。

 

歯を失うことは健康を失うことにつながるので、一本一本の歯を大切にしましょう。

 

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