歯科における金属アレルギー。

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歯科における金属アレルギー。

2019年03月19日│院長・スタッフ│

腕時計のバンドやネックレスなどのアクセサリーにかぶれた経験はありませんか?

その原因としてもっっとも多いのが金属アレルギーです。

歯科治療では詰め物や被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラント、矯正に用いるブラケットなど様々な金属を使います。

もし歯科治療後に何らかの症状が出たら歯科材料によるアレルギーの可能性があります。

歯の治療後といっても症状が出るまで数日の人もいれば数年の人もいます。

期間が長いほど歯の治療との関連性が分かりにくくなりますが、金属にかぶれやすい人で皮膚科で治療してもなかなか治らない人は歯科アレルギーの可能性があります。

症状で最も多いのは湿疹で、2番目に多いのは手足に水虫のような水泡ができる掌蹠膿疱症、更に口腔違和感、灼熱感、口内炎などがあります。

 

アレルギーを起こす物質の種類は多岐にわたり、歯科材料では金属が多くニッケル、コバルト、水銀がトップ3です。

近年ではパラジウムが増えて4位につけている。

これらのうち1つが合わない人もいれば複数の物質に反応する人もいます。

 

診療としては問診と口の中の診察の後、歯科金属が使われている部位を知るためX 線検査が行われます。

その後アレルギー検査「パッチテスト」を行います。

これは試薬のついたテープを48時間背中に貼りはがしたとき(2日後)、その24時間後(3日後)、7日後に皮膚の状態を観察し赤みや腫れで状態を判定します。

調べる物質は20種類以上に及ぶ金属と金属以外の多くの歯科材料に及びます

パッチテストの判定が難しい場合、ニッケル、コバルト、金、パラジウムの4種類の金属は血液検査も併用します。

 

アレルゲンが判明したらそのアレルゲンがどこにあるかを明らかにする必要があります。

そこで既に口の中にある修復物をごく少量削り取り検査にかけて分析します。

アレルゲン検査で陽性だった物質が含まれていればその修復物がアレルギーの原因と特定できます。

 

後はアレルゲンを含む修復物を取り除きアレルゲンを含まない材料で修復し直す「抗原除去療法」を行えば症状が消える場合がある。

歯科材料を変えるだけで口周囲はもちろん手足の皮膚症状もなくなる可能性があります。

 

アレルゲンを含まない材料で有力なのはセラミックです。

セラミックは金属を含んでいないので金属アレルギーに悩む人には有効な方法と言えます。

 

金属アレルギーで悩んでいる人がいれば何なりとお問い合わせください。

しっかりと伺い対応させていただきます。

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