Vital Pulp Therapy(生活歯髄療法)

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Vital Pulp Therapy(生活歯髄療法)

2021年04月30日│院長・スタッフ│

「歯の神経をとった」という話は聞いたことがありますか?

歯の中には、神経や血管が通っており、そこは歯髄と呼ばれています。

「歯の神経をとった」とは、「抜髄」という処置によってこの歯髄を全て取り除いたということです。

この歯髄には

・歯の強度を保つ

・歯の成熟を促す

・歯の中への菌の侵入を抑制する

などといったとても大切な働きがあります。

また、歯髄を全て取り除いた歯の15年生存率は50%と言われており、統計的に「抜髄してしまうと2本に1本は15年以内になくなる」ことから、歯髄は可能な限り残すことが推奨されています。

しかし、この歯髄は、ひとたび痛み出すと治療しても痛み出す前の状態に戻ることが少ないため、痛みを防ぐために抜髄をせざるを得ないことが非常に多いのも事実です。

当院では、一見すると歯髄をとらないといけない歯も、直接覆髄法やIPC法と呼ばれる方法で可能な限り歯髄を残していますが、それでも抜髄せざるを得ないケースはあります。

この「歯髄は大切だから残したいけど、残すと痛くてたまらない」というジレンマ。

多くの人々を悩ませて来ましたが、

近年の研究で、「Vital Pulp Therapy(生活歯髄療法)」と呼ばれる方法が確立しました。

この方法は、従来であれば「歯髄を全て取り除かないといけない」とされていたケースにおいても、

特定の条件下ではありますが、「歯髄を全て取り除かなくても、感染を起こしている一部分だけを取り除くことで十分な治療効果が得られる」というとても画期的な方法です。

この方法は、マイクロスコープを使って歯髄の状態を診断し、精密な器具操作とMTAと呼ばれる非常に高性能な材料を用いることによって初めて可能になるため、

設備・材料・知識・技術といった面で歯科医師に求められるハードルが非常に高い側面があるのですが、

抜髄と比較して、歯の寿命を大幅に改善できる非常に素晴らしい治療法となっています。


もちろん、「感染していない歯髄を残す」方法なので、

既に「歯髄が全て感染している」「感染していない歯髄がない」場合は、残念ながらこの方法の適応外となりますが、

適応可能なケースではこちらの方法を行うことを強く推奨します。

当院では、このVital Pulp Therapy にも対応しております。

・既に強い痛みを発している場合では難しいなど、全てのケースに適応できるわけではない

・必須の材料が保険適応外

といったこともあり、全てのケースでこの治療を提供できるわけではありませんが、気になる方は是非お気軽にご相談ください。

また、Vital Pulp Therapy を行いたい場合、痛みが強くなってからでは適応外になるケースがあるため、早めの相談をオススメいたします。

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