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歯周病は全身に悪影響!こんな人は注意!

2019年10月31日│院長・スタッフ│

近年さまざまな研究から歯周病は歯を失う原因になるだけでなく「全身の健康に悪影響を与えることが明らかになってきました。

歯周病のごく初期であれば歯周病菌は浅い歯周ポケットに留まっています。

しかし進行して深い歯周ポケットが形成されるようになると、歯周ポケットの中で歯周病菌が増えます。

歯周病菌自体とそれが出す毒素や炎症によって発生する炎症性物質などがどんどん増え歯肉の血管から血液中へと流れ出して全身に運ばれていきます。

血流に乗って臓器や血管壁にたどり着くとそこで悪影響を及ぼし始めるのです。

 

その代表といえるのが糖尿病です。

糖尿病は慢性的に血糖値が高くなる病気で合併症として網膜症、腎症、神経障害、末梢血管障害、大血管障害を引き起こしやすいことが知られています。

歯周病はこれらに続く「第6の合併症」といわれるほどです。

糖尿病になると体を感染から守る免疫細胞の働きが落ちてしまいます。

歯周病などの感染症にかかりやすくなり症状も悪化する傾向にあります。

一方歯周病によって作り出される炎症性物質はインスリンの効きを悪くする作用があるため歯周病患者は糖尿病が悪化しやすいことがわかっています。

糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病も糖尿病を悪化させるように双方向で悪影響を及ぼすということです。

「でもこれを逆手にとって歯周病をしっかり治療すれば、血糖コントロールを改善できますし、薬や食事運動などで血糖値が安定すれば歯周病の症状も良くなります。

 

歯周病と循環器の病気との関連も注目されています。

1千人以上を対象に行われた研究で歯周病が重症化した人はそうでない人に比べて脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの発症率が1.5~2.8倍も高いことが報告されました。

更に循環器病の原因となる「アテローム性動脈硬化症(コレステロールなどの脂質が動脈内膜におかゆ状に沈着した動脈硬化)」の程度が歯周病菌が血液の中を巡って心臓に達し感染性心内膜炎の一因になることも明らかになっています。

更に重度の歯周病を持つ妊婦は早産や低体重児を出産する確率が通常の3倍に上るというデータもあります。

妊娠中はつわりで食事が不規則になったり、ブラッシングが不十分になったりする上に、ホルモンの影響で歯周病も悪化しやすくなります。

 

このように歯周病を治せば他の病気も良くなりますし、持病を治せば歯周病にも好ましい影響を与えます。

歯科を受診する時は糖尿病などの持病のあることを歯科医師に伝えてください、かかりつけの医師と連携して持病を治していきましょう!

 

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