スポーツ歯科てどんなものがあるの?

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スポーツ歯科てどんなものがあるの?

2018年11月30日│院長・スタッフ│

スポーツ歯科の役割は大きく分けると3つあります

まず1つ目は、正しい歯の噛み合わせを通じて、スポーツに取り組みやすいバランスの取れた体を作り患者さんの健康増進をサポートします。

噛み合わせは食べる行為と密接な関係があり、噛み合わせが良くなれば身体機能の向上が期待できます。

例えば噛む力が強い人、普通の人、低い人を比較すると、噛む力の低い人は寝ている状態から起き上がるまでの動作などが噛む力が普通の人や強い人に比べて長くかかることが分かっている。

つまり、かみ合わせの良好な人ほど作業時間が短く運動能力が高いこととなる。

噛み合わせは体の揺れにも関係しており、上下の歯が噛み合わさったとき歯が重なる面積の広い人ほど重心動揺が少ないとされている。

高齢者の中には転倒して骨折し寝たきりになる人もいるが、転倒の原因の一つが不安定な体の揺れであり重心動揺を抑えることが転倒の予防に役立ちます。

 

スポーツ歯科の二つ目の役割は適切なマウスガードやフェイスガードを提供し顎、顔面、お口の安全をサポートすることです。

現在10代の子が前歯を無くす理由の多くはむし歯ではなく外傷です。

その外傷はスポーツ中に起こる相手とのハードコンタクトにより引き起こされる。

小学校の運動で歯の外傷が一番多いのが鉄棒運動でついでバスケットボール、水泳、ドッジボールの順番である。

こうしたスポーツによる歯の外傷を防ぐために学校の保健指導などを通じてマウスガードの装着を推奨している。

マウスガードははやその周囲の組織の外傷予防やダメージの軽減が目的の軟性樹脂で出来た安全器具です。

マウスガードはフィット感が良いことが大切で、フィットしないと外れてしまうこともあるし、違和感があると競技に集中できなくなります。

必要な保健指導や定期的なチェックがマウスガード装着には必要です。

 

3つ目の役割は歯とスポーツの関係を科学的に分析してアスリートの競技力の向上を支援していくことです。

スポーツ競技は「心、技、体」のバランスの上に立つと言われているがその中の体の部分で歯の持つ意味は大きいです。

噛み合わせの変化が体の揺れや筋肉活動に影響を与えるからです。

噛み締めると全身を固定する競技には有利に働きます、つまり重量挙げ、アームレスリング、射撃、野球などは有利に働きます。

逆に間接を固定せずに出来るだけスムースな動きが必要とされる100メートル走、野球の投手などは噛み締めないほうが有利とされています。

スポーツ歯科はスポーツのレベルアップに貢献しています!

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