差し歯(クラウン)の種類って何があるの?

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差し歯(クラウン)の種類って何があるの?

2018年04月01日│院長・スタッフ│

虫歯が神経(歯髄)に達したら神経を取り除き根の治療をします。
そのために場合によっては歯の部分が大きくなくなり、詰め物では対応できず差し歯(クラウン)で対応する。

差し歯(クラウン)治療には材料によって様々なバリエーションがあり自分で選ぶことが出来る。
その際最初の分かれ目になるのが保険診療か、自由診療かという点です。
保険診療には前歯と奥歯に分けられており、それぞれに使う材料が決まっている。

保険診療で認められている材料は機能面でも、耐久性でも一定水準は確保されている。
ただ、歯は顔の重要な構成要素であり外見に大きくかかわってきている。
どんな歯をしているかで人に与える印象が換わってきてしまう。
差し歯(クラウン)は機能性や耐久性に加え審美性も求められることが保険診療で認められている材料は自分の歯と同じくらいの審美性を得るのは難しい。

奥歯を例に取ると奥歯に最もよく使われている材料は金銀パラジウム合金です。
金銀パラジウム合金で作った差し歯は銀歯と呼ばれています。
一方前歯は金銀パラジウム合金を土台に見える部分にだけレジンというプラスチック材料の強度を高めた「硬質レジン前装冠」が認められています。
歯の表面は白いが、裏側は金属のままなので食べたり、話したり、笑ったりしたときに金属が見えてしまうことがある。

もし差し歯と分からずに自分の歯と同じような差し歯を希望されるときにお薦めなのは「セラミック」の差し歯です。
前歯のセラミッククラウンで最も審美性が高いのは「オールセラミッククラウン」です。
オールセラミックも種類があり、ガラスを主体とした物と、ジルコニアといって人工ダイヤモンドといわれる強度の強い物もある。

見た目ではガラスを主体としたオールセラミックが一番自然観が高い!
ただ強度面でやや欠ける恐れがあるために奥歯等ではジルコニアクラウンが使われる

ただオールセラミックにも欠点がありセラミックが欠けることもある

なので奥歯を中心に差し歯全てをジルコニアで作った差し歯も登場してきている。
ジルコニアも白色だがポーセレンのように透明感のある自然な色ではありません。
ジルコニアクラウン自体にグラデーションが入ったタイプも出てきて見た目の改善がよいタイプも出てきた。

他にも歯の色が白色の差し歯として超微粒子の」セラミックとレジンを混ぜた「ハイブリットセラミッククラウン」がある
セラミックに近い色調があるが、数年が経つと色の劣化が見られる特徴もある。

このように自由診療で使える材料はそれぞれ特徴があり、長所短所を理解して選ぶことが大切です!

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