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DMF歯数

2021年02月04日│院長・スタッフ│

DMF歯数とは、う蝕経験を表す指標の一つで、

Decade (未治療の)

Missing (欠損している)

Filling (治療済みの)

の頭文字をとって名付けられています。

 

その人の歯のうちD・M・Fに属する歯が何本あるかを全て数えた数字がそのままDMF歯数となります。

例えば「虫歯が3本・欠損が0本・治療済みの歯が5本」の人のDMF歯数は「3+0+5=8」なので「8本」です。

この数値そのものは「虫歯になった事のある歯を数える」という単純なもので、「だからどうした」という印象を受けるかもしれませんが、実は意外と重要です。

 

2016年度の厚生労働省の記録では日本の各年齢帯の平均DMF歯数は

7歳・・・0.1本

13歳・・・1.1本

15~24歳・・・3.1本

25~34歳・・・7.4本

35~44歳・・・12.1本

45~54歳・・・14.8本

55~64歳・・・17.1本

65~74歳・・・22.3本

とされています。

このDMF歯数の平均値が重要で、「DMF歯数が平均より多い人」の場合は、虫歯を治すことだけでなく、何故平均より虫歯が多いのかを考え、その原因に対して解決方法を探す事が大切です。

例えるなら、「体重が200kgある人の脂肪を吸引する手術をする」場合、太った原因が食生活や運動習慣なのであれば、そこを改善しないと手術をしてもいずれは元に戻ってしまうことと同じです。

「長距離トラックの仕事をしていて歯を磨くタイミングがとれなくて虫歯になった」のなら、「歯を磨くパーキングエリアを決める」「どうしても磨けないときは虫歯の原因にならないガムを噛んで唾液を出し、一息ついたらちゃんと磨く」「歯医者でクリーニングを受ける頻度を上げる」などなど、その人に合った解決方法を探るのです。

 

また、単純にDMF歯数が平均より多いかどうかを数えるだけでなく、数値の増え方にも注意が必要です。

例えば、45歳の人が検診を受けた際に要治療の歯が5本見つかった場合について考えます。

35~44歳の平均DMF歯数・・・12.1本

45~54歳の平均DMF歯数・・・14.8本

14.8-12.1=2.7

であることを考えると、平均的な人であれば35~44歳の間に虫歯が増えたとしても多くて3本以内のはずです。

なのに45歳で新たな虫歯が5本もあるということは、平均的な人と比べて「何かしらの要因で虫歯ができやすかった」と言えます。

それに気付かず「要治療の歯を治しておしまい」では延々と「虫歯ができては治す」を繰り返す事になっていますため、DMF歯数の増え方を確認し、異常を認めた場合は原因を探ることが重要です。

その際、かかりつけの医院であれば、久々の治療であっても以前の記録を元にDMF歯数の変化を確認できます。

「この人は60歳でDMF歯数11本だから平均より良いけど、3年前の記録では5本だった。この年齢で3年間の間に6本も増えているのには何か理由があるはず。歯磨きの頻度は?食生活は変わっていないか?全身疾患はないか?生活リズムは変化してないか?仕事の影響はないか?」

といったように、その人の変化に気付くきっかけも多いです。

当院では患者さんのお口の中全体の検査を行った後、症例検討会で治療計画をスタッフ全員で共有しておりますが、その際、DMF歯数にも着目し、異常があれば、何故そうなったのかを考え、単なるお口の治療だけに留まらず、その人のお口の健康をサポートするにはどうしたらよいかをスタッフ全員が一丸となって考えております。

治療だけでなく、治療後も健康なお口を維持して生きたい方は是非ご相談下さい。

 

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