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歯と歯茎の病気は歯垢が原因。 歯周病は痛くない!?

2024年05月31日│院長・スタッフ│

「歯と歯茎の病気は歯垢が原因」

人の口の中には3百種類を超える細菌が住んでいます。

細菌の集団は歯の表面にくっつき、ネバネバの物質を出して細菌を集め増殖して厚い層になります。

この塊が歯垢(プラーク)です

歯垢は歯と歯茎の間からしみ出る体液を栄養に歯茎の下へ下へと増殖します

このプラークが歯肉に炎症を起こし歯周病が発症します

健康な歯と歯茎の境目は1mm深さの溝(歯肉溝)があってその下の歯肉と歯の表面がぴったりとくっつき、さらにその下は歯肉の組織が歯の根に入り込んで歯肉を歯にくっつけています。

プラークが溝の中深く入り込むと歯肉が腫れてきます

歯肉が腫れるとこの歯と歯肉の境目が外れ、溝が深くなります

体の内側であるべきところが直接外に露出してしまうのです

歯と歯肉をくっつけている繊維が溶けて歯周病の細菌(プラーク)が歯と歯の隙間に深く入り込んでいきます

ここで炎症を起こすと歯を支えている骨(歯槽骨)をとかしていきます

歯垢(プラーク)が歯肉に炎症を起こし歯周病を引き起こしているのです

プラークが繁殖して歯周病を引き起こしては困ります!

なので予防法として食後のブラッシングと、年に数回の歯医者さんで受けるクリーニングを行うことでプラークの繁殖を防ぎ、健康な口元でいるようにしていきましょう!

「歯周病は痛くない!?」
最近テレビや新聞でよく目にする「歯周病」、実は非常に怖い病気なのです。

皆さんは歯医者さんにはどういった理由でこられます?

「歯がしみる」 「詰め物が取れた」 「口臭が気になる」など様々な理由があります。

ただ一番多いのは「歯が痛い」という理由が一番多いです。

ただ歯周病は痛くないのです。

厳密に言うと歯周病は歯茎の骨が溶けてしまう病気なのですが、骨が溶け始めても痛くもかゆくもありません

自覚症状として歯茎がはれたり、歯が動いたりすると、重症化しています。

よほど進行しないと自覚症状がないので、患者さんはかなり悪くなってからじゃないと気付きません。

ただ重症の歯周病は患者さんと、歯科医のよほどの努力がないと治すことはおろか、進行を止めることもできません。

また歯周病で治療の進行を遅らせることはできても、治して元の状態に戻すことはできません

こう聞くと歯周病は大変怖い病気に聞こえます

なので大切なのは、どれだけ早く見つけて歯周病の進行にブレーキをかけるかが勝負です。

こういった人は自覚症状がなくても歯科医院に一度受診をお勧めします。

■歯を磨いていて出血のある方

■歯がむずがゆく晴れた感じのある方

■40歳以上で最近1年歯医者さんに受診していない方

念のため一度歯科医院で歯周病の検査を受けてみてください

先ほどもお伝えした通り歯周病は早期発見が大切ですよ!!

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