マウスピース矯正はどういった手順で行われるの?

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マウスピース矯正はどういった手順で行われるの?

2022年04月28日│院長・スタッフ│

矯正をご希望された場合、歯科医院に来ていただき、まずは問診票を記入していただいたり、気になっている部分を確認させていただきます。患者様の歯の並びや歯並びによって口腔機能に問題が生じていないか確認していきます。問題点がある場合は矯正治療の必要性をお伝えし、どのような治療方法が最も適切なのかを考えていきます。

矯正治療を進めるにあたって、何が原因で歯並びが乱れているのかをまず診断することが重要です。その診断をするために必要な検査を進めて行きます。具体的には、お口とお顔の写真撮影、エックス線撮影(パノラマエックス線写真、セファログラム等)、そして、口腔内スキャンデータをとっていきます。スキャンデータは、アライン社のインビザラインドクターサイトにアップロードしていきます。資料をアップロードしたら数日後、クリンチェックという治療計画が返ってきます。アライン社と何度かやりとりをして、しっかりとしたクリンチェックを作製していきます。クリンチェックが完成したら、患者様に説明をして、同意が得られましたらいよいよ矯正治療が始まります。

矯正治療が始まると、マウスピースの使用方法、使用時間、交換頻度、注意点等詳しく説明していきます。

それから、歯の表面にアタッチメントという突起物を付けていきます。このアタッチメントによって、マウスピースの保持力が向上し、マウスピースで引っ張って歯を動かしていきます。この、アタッチメントは、マウスピースを出し入れする時に外れてしまうことが稀にありますので、もし外れたらなるべく早めにご連絡いただけると幸いです。

マウスピース矯正では、歯が並ぶスペースを確保するために、歯と歯の間の隙間をわずかに削って拡げることもあります。これをIPR(歯間削合)と言います。IPR後は食べ物がそこに挟まりやすくなるので、デンタルフロスや歯間ブラシをしっかり通すようにしましょう。

マウスピース矯正は、基本的に1カ月に一度、マウスピースが歯にフィットしているか、アタッチメントがとれていないか、確認するために治療モニタリングを行っていきます。治療計画と比較して、実際に歯がしっかり動いているかを確認していきます。大幅にズレが生じている場合には、マウスピースを再作製することもあります。

治療中に更に歯の移動が必要になった時や、マウスピースが残念ながら合わなくなってしまった場合には、マウスピースを再作製していきます(追加アライナーといいます)。

マウスピース矯正の治療が終わると、アタッチメントを全て除去し、保定装置(歯が後戻りしないように固定する装置)を作っていきます。マウスピース矯正が終わって、そのまま何もしないでおくと後戻りしてしまうことが多いので、治療後も定期検診で保定装置の使用状況を確認し、破損等ないか確認していきます。

今回はマウスピース矯正の治療の流れについて詳しく説明していきました。当院でもマウスピース矯正を取り扱っていますので、ご興味のある方はご連絡ください。また、マウスピース矯正の治療を当院で現在受けられている方は、不安な点、ご不明な点等ございましたらいつでもスタッフにお声をかけてください。

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