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レントゲンの被曝は大丈夫?

2020年05月30日│院長・スタッフ│

皆さんは病院でX線(レントゲン)写真を撮ったことはありますか?

X線は放射線の一種で、放射線とは放射性物質から放射される粒子や電磁波のことを指します。

X線は物体を透過する特性を持っていますが、物体の材質や密度によってX線の透過する量が異なることを利用することで、通常では見ることのできない、物体の中の状態を知ることができます。

体を切って開けることなく体の内部を知ることが出来るため、現代の医療においては不可欠な存在となっています。

歯科においても、歯や骨の中の状態を確認できることから、X線写真の有無で診断の精度が大きく変わるため、現代の歯科医療においては、もはやX線写真を用いない診療は推奨されないとも言える状況です。

一方で、「X線は放射線の一種だから被曝する」「X線は体に良くない」という言葉を聞くことがあります。

「X線は体に良くない」というのは本当なのでしょうか?

実際のところ「放射線であるX線を浴びると被曝するし、多量のX線を浴びると身体に影響が出る可能性がある」というのは事実です。

しかし、あまり知られていませんが、実は我々は普通に生活しているだけで常日頃から放射線によって被曝をしています。

太陽からの「紫外線による被曝」は比較的有名ですが、

他にも「水に含まれるヨウ素」「牛肉に含まれるセシウム」といった食材に含まれる放射性物質からも被曝しており、

普通に生活しているだけで浴びる、1人あたりの年間被曝量は世界平均で約2.4mSvと言われています(日本は約1.5mSv、ブラジルの街には約10mSvのところもあるそうです)。

毎年2.4mSv被曝しているからといって健康に大きな問題がないように、ほんの少しでも被曝すると即座に体に影響が出るわけではありません。

例えば、東京↔️ニューヨーク間の飛行機は往復で約0.2mSv被曝するとされていますが、「アメリカに旅行に行ったせいで放射線で体がおかしくなった」という話はあまり聞かないと思います。

ちなみに、病院で撮影されるX線写真の被曝量はおおよそ下記のような値になっています。

医療用CT…6.9mSv
歯科用CT…0.1mSv
胸部X線写真…0.05mSv
歯科パノラマX線写真…0.03mSv
歯科口内法X線写真…0.01mSv

放射線作業従事者の年間被曝量限度が50.0mSvであることを考えても、いずれも十分に小さな値であり、X線写真撮影のリスクは非常に低いとされています。

つまり、X線写真の撮影に関しては「被曝によるリスクがゼロとは言わないが、撮影しないことで治療が上手くいかないリスクの方が被曝のリスクを上回る場合がほとんど」というのが一般的です。

調味料に例えると「醤油を大量に飲むと身体に悪いけど、少し味付けに使うぐらいなら問題ない。味付けしないと美味しくない。」といったところでしょうか。

特に歯科においては、上記のように医科に比べても放射線量が低く(医科の線量も十分に許容範囲内です)、被曝のリスクは非常に低いものとなっています。

「放射線」「被曝」と聞くと少し怖いですが、医療機器はしっかり計算して安全な範囲で設計されていますので、安心して下さいね。

ちなみに当院では、被曝線量を抑えるために、昔使われていたフィルムではなく、より被曝線量の少ないデジタルの機器を導入し、患者様の安全に配慮した撮影を行なっております。

放射線量による被曝が気になる方も、安心してご来院下さいね。

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