矯正歯科Ｑ＆Ａ

Ｑ矯正したほうがいいのは、どんな状態の場合ですか？

Ａ噛み合わせが正常でない場合や歯並びが悪い場合。

上下の歯が正常にかみ合ってない状態や歯並びが悪い状態を不正咬合といい、歯列矯正の対象となります。

不正咬合には上顎と下顎の位置がずれている場合や、歯と顎の大きさのバランスの悪さが原因となっている場合など、さまざまな種類がありますが、歯並びがガタガタな「叢生」上顎に比べて下顎が後ろにある「上顎前突」上顎に比べて下顎が前に出ている「下顎前突」、他にも口を閉じても前歯がかみ合わず隙間が空いている「開咬」、上下のかみ合わせの重なり度合いが大きい状態「過蓋咬合」、左右どちらか一方あるいは両方の奥歯が反対にかみ合っている状態の「交叉咬合」、いわゆるすきっぱで歯と歯の間に隙間がある「空隙歯列弓」などがあります。

Ｑ費用はどのくらいかかりますか？保険は適用されますか？

Ａ基本は保険適応外、例外もあります。

矯正歯科は審美的な要素が多いため基本的に健康保険の適応外となっており自費による自由診療となります。

ただし例外として外科的な手術を伴う顎変形症と、先天的な口蓋裂・口唇裂など厚生労働省が定めた42の疾患についての矯正治療については保険適用になります。

成人の永久歯列全体の噛み合わせを調整する矯正治療の場合、80万～100万円が治療費の目安になります。

また大人の場合なるべく目立たないようにという理由で歯の裏側から矯正を行う場合がありますが、その場合は上記の1.5倍ほどかかるのが一般的でです。

また支払い方法も歯科医院によって異なり一般的には基本料金のほかに、調整料として通院ごとに4000円～5000円ほど支払うことが多いようです。

もちろん自由診療のために歯科医院によっても費用は異なります。

治療を開始する前には、治療方針や治療計画を確認するだけでなく金額や支払い方法についてもきちんと説明を受け契約書を交わすことが重要です。

Ｑ矯正治療中に転勤などの理由で通院することが難しくなったらどうすればいいですか？

Ａ最寄の矯正歯科医院を紹介してもらい、治療を継続します

転居先が決まっていれば最寄の矯正歯科医院を紹介してもらい治療を引き継ぐことができます。

ただし転居先の歯科医師によっては治療方法などが変わってくる場合があります。

また費用についても全額ではなく治療の進行状況にあわせて生産する場合がほとんどです。

なるべく矯正期間中は前もって相談することが大切です！