痛いときは麻酔が効きにくい!?

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痛いときは麻酔が効きにくい!?

2020年02月01日│院長・スタッフ│

歯科治療を受けるとき、麻酔を使用した経験はありませんか?

麻酔を使うことで痛みのない治療が可能になります。

しかし、そんな麻酔もいついかなる時でも100%の効果を発揮する訳ではありません。

腫れている時、痛くてたまらない時に歯科医院に駆け込んだのに「麻酔が効かないからお薬だけ出しますね」と言われたことはありませんか?

これには理由があって、実は【炎症があると麻酔は効果を発揮しにくい】のです。

具体的には、

酸性やアルカリ性という言葉は聞いたことがあると思います。

この酸性、アルカリ性は人間にもあって、人間の血液は通常pH 7.4 程度の弱アルカリ性に保たれています。

しかし、炎症がある部位では、そこのpHは酸性に傾きます(簡単に言うと乳酸がたまることでそうなります)。

薬が効果を発揮する際、この血液のpHが影響を与えることがあり、麻酔も血液のpHの影響を受けます。

具体的には、麻酔薬は血液中でイオン型と塩基型(解離型)の状態で存在しており、そのうち塩基型が神経細胞に取り込まれることで効果を発揮しますが、

pHが変わるとこのイオン型と塩基型の存在比率が変化するので、効果に影響が出るというわけです。

そして、麻酔薬は健康なときのpHで効果を発揮するように作られているので、炎症によって酸性に傾いている場所では、麻酔薬が神経細胞に取り込まれにくくなるのです。

他にも、炎症があると、感覚神経終末の閾値の低下(弱い刺激でも反応しやすくなる)や血管拡張による血管透過性亢進による麻酔薬の漏出(麻酔がその場に留まりにくい)などが起こり、麻酔が効かないのではと言われています。

これが【炎症があると麻酔が効果を発揮しにくい】理由です。

そして、痛いときは炎症を伴っていることが多い、つまり麻酔が効きにくい状態になっている可能性が高い。

以上が【痛いときは麻酔が効きにくい】理由になります。

じゃあ、炎症で麻酔が効かないときはどうするのか?

そんなときは【お薬を使って炎症を鎮めることで、麻酔が効き易い環境を整える】ことが有効です。

そうすれば、次に来院されたとき麻酔を使って治療できる可能性が高くなります。

痛くなってから歯科医院に来院される方も多いのですが、上記の通り、痛いときは麻酔が効きにくい傾向にあります。

なので、「虫歯かな?」と思ったら痛くないうちに歯科医院に行くのがおすすめです!

当院は急患対応もしておりますので、何か気になったら気軽にご連絡くださいね。

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