親知らずは抜いたほうが良い?

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親知らずは抜いたほうが良い?

2020年02月28日│院長・スタッフ│

皆さんは、知り合いから「親知らずを抜いた」という話を聞いたことはありますか?

親知らずと言うのは、1番奥に生える永久歯のことで、専門的には智歯や8番と呼ばれています。

基本的に「歯は抜かずに済むなら抜かない方が良い」のですが、その割に、親知らずに関しては抜歯した人が多いと思いませんか?

何故、親知らずは抜くことが多いのでしょうか?

その理由として親知らずの特徴が3つ挙げられます。

【親知らずの特徴①】

「生え方に問題があることが多い」

通常、歯は真っ直ぐ生えているのですが、親知らずは歯の大部分が歯茎の中に埋まっていることや、真横に生えていて噛んでいないことが多い。

歯は噛むために存在するので、どの歯とも噛みあっていないとなると、何の役にも立っていないことになります。

【親知らずの特徴②】

「虫歯や炎症の原因になり易い」

特徴①とも関連しますが、生える方向に異常があることが多い上に、1番奥なので、歯磨きがしにくい悪い傾向にあります。

そのため、親知らずは虫歯になったり歯周炎を引き起こすことがとても多い。

さらに、この清掃不良は7番(親知らずの1つ前の歯)にも影響し、虫歯や知覚過敏などで7番の神経を抜く原因になることも少なくありません。

全ての歯の中で、下顎の7番が最も寿命が短い(早く抜歯になる)と言われていますが、その原因の1つが親知らずと言われています。

【親知らずの特徴③】

「歯の形態が決まっていない」

歯の形や根の数は、部位によって基本的に決まっていますが、親知らずは決まっていません。

さらに歯の神経の形も非常に複雑なため、1番奥に生えていることも相まって治療の難易度が非常に高い。

以上のことから、親知らずは抜歯した方がよいことが多い。

 

ちなみに、親知らずを抜くのであれば早い方がオススメです。

理由は3つ。

①親知らずがある限り炎症を起こしては治ってを繰り返す。

②長く放置すればするほど7番が虫歯になる可能性が高くなる。

③高齢になると、歯と骨が癒着して抜くのが大変に(抜かれる側のダメージが大きく)なる可能性が上がる。

今後の人生で、最も若いのは今なので、患者様のお身体のためにも早めの決断を推奨します。

ここまで、親知らずを抜く理由についてお話しして来ましたが、親知らずだからと言って全て抜いた方が良いとは限りません。

綺麗に生えてちゃんと噛んでいる場合や、歯ぎしりなどで他の歯に強い負担がかかっている場合などは、メリット・デメリットを総合的に判断して、抜歯をしないこともあります。

気になるときは、歯科医院で相談してみて下さい。

当院では、親知らずの抜歯にも対応しています。
最新のCTを駆使して、患者様に負担の少ない抜歯をしておりますので、気になっ た方はお気軽にご連絡ください。

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