歯周病の診断と治療方法(後半)

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歯周病の診断と治療方法(後半)

2019年01月28日│院長・スタッフ│

中等度の治療

①病巣を取り除く外科的な治療

プラーク・歯石の除去やブラッシング指導など基本的な治療では歯周病が改善されない場合や、一般的に歯周ポケットが6mm以上の場合は歯周ポケットを解消するための外科的治療を行う場合もあります。

外科的方法としては、歯周ポケット内の炎症歯周組織を掻き出して除去する「歯周ポケットソウハ術」、メスを使って歯肉を切開し内側に付いた歯石や病的な歯周組織を取り除いた後、歯肉を縫合する「フラップ手術」などがある。

これらの手術を行うと歯周ポケットが減り、歯肉が引き締まり、健康な歯肉の状態に戻ります。

ただしデメリットとして破壊され減少した歯槽骨は元に戻らないため歯を覆う歯肉が下がってしまい見た目が悪くなる、また歯根が露出し知覚過敏を引き起こすこともある。

②歯槽骨を修復する再生治療

歯槽骨は上記の歯周ポケットを解消する外科的治療では修復することができない。

そのため近年歯槽骨を蘇えさせる歯周組織の再生治療が行われるようになってきている。

歯周組織の再生を誘導するエムドゲイン・ゲルと呼ばれるゲル状の薬剤をフラップ手術の際に病巣部に流し込む。

再生治療は非常に画期的なものとして注目されているが、全ての歯周病の患者さんを救えるわけではありません。

歯の全周で歯肉が退縮している場合や、重度の歯周病では適応になりません。

 

重度の治療(他の歯を守るための抜歯の選択も視野に)

歯周ポケットが全周に渡って6mm以上の状態になると歯がグラグラするだけでなく食べ物を噛むだけで痛みが出るようになる。

ここまで進行した場合の治療法として抜歯がある

歯周ポケットが10mmほどになると、痛みを我慢して歯を温存しても改善する可能性がほとんどないばかりか、歯周ポケット内で増殖している歯周病菌が周囲の歯にも悪い影響を与えかねない可能性があります

歯周病の歯を抜けば当然ながら歯周ポケットはなくなります。

抜歯によって他の歯やひいては全身の悪影響を防ぐことができます

抜歯後はブリッジや入れ歯、インプラントなどの処置により無くなった歯を補う治療が行われます。

 

治療が済んだ後も油断は禁物です、歯磨きなどの適切なケアを続けて歯周病の再発を防ぎましょう。

歯周病は家庭でのケアだけでなく生活習慣の改善も大切です。歯周病と関係の深い糖尿病などの生活習慣病の予防が大切です。

 

最後に家庭でのケアでは落としきれない汚れを歯科医院で定期的な検査を受け、プラーク、歯石を除去してお口の中を清潔に保って生きましょう!

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