乳歯の根っこの治療

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乳歯の根っこの治療

2022年11月30日│院長・スタッフ│

皆さんは、子供の時の歯医者さんでの思い出は何ですか?多くの人は、虫歯治療を思い出すと思います。しかし、乳歯の治療では、永久歯と同じく歯の神経を抜く根っこの治療も存在します。今回は、乳歯の根っこの治療をテーマにして記事を書いていきます。

まず、乳歯の特徴として、以下のようなものがあげられます。
① 歯の厚みが永久歯の半分
② 歯の再生能力が高い
③ 硬度が低い
④ 耐酸性が低い
⑤ 歯全体に占める神経の割合が大きい

この特徴を踏まえた上でレントゲン写真では、以下のようなことを読み取ります。
① 虫歯や神経との距離や位置関係
② 歯根の長さ
③ 歯の形態や湾曲状態
④ 歯の神経の大きさや形
⑤ 歯根の状態(歯根吸収の有無)
⑥ 歯根の先端の状態
⑦ 後から生えてくる永久歯の状態

また、臨床での診断基準を表にすると以下のようになります。

以上をもとに以下のような処置を考えていきます。
① 歯髄鎮静法、覆髄法
虫歯をとっていった時に歯の神経すれすれまで削った時に行う治療法。熱などの歯髄へのダメージを遮断して、歯の修復を促し、正常な歯髄に戻ることを目的とする。

② 生活歯髄切断法
歯の神経の上半分を除去して下半分を残していく治療法

③ 抜髄
歯の神経を全部除去していく治療

今回は1例として、生活歯髄切断法について、写真を用いながら説明していきます。
① 齲窩の開拡と軟化象牙質の除去
虫歯を取り切って、歯の神経の入口が見えたことを確認していきます。

② 天蓋除去 
歯の神経の入り口どうしを繋ぐようにして削っていきます。

③ 冠部歯髄の除去と歯髄切断
歯の神経の上半分を削って除去していきます。歯の神経の入り口がより鮮明に見えてきます。

④ 断髄材の貼付
水酸化カルシウム製剤という薬を置いていきます。できるだけ圧をかけないように置いていきます。切断面は、薬が密につくことを意識します。

⑤ 裏層、仮封
グラスアイオノマーという固くなる粘土で蓋をしていきます。熱などの歯髄へのダメージを遮断して、歯髄の安静化を図ります。

まとめ
永久歯の適正な発育のためには、生理的な歯根吸収による乳歯の自然脱落や適性時期による歯科医院での抜歯がとても重要です。しかし、根っこの治療を施した乳歯では、予後不良例として歯根吸収の遅延などが見られることがあります。そのような状態を早期発見早期治療するためには、定期検診の際に注意深く経過観察を行う必要があります。当院では、経験豊富な歯科衛生士がお子様のお口を定期検診いたします。是非、お子様のお口を守らせてください。


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