小児の推奨フッ素濃度が今年から変更になりました

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小児の推奨フッ素濃度が今年から変更になりました

2023年10月26日│院長・スタッフ│

フッ素が虫歯予防に効果があるというのは聞いたことがあるという方は多いと思います。しかし、そのフッ素濃度を気にしてみたことがある方は少ないのではないでしょうか。小児の歯磨剤においてのフッ素濃度について、2023年1月に「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」(日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会合同の提案)が発出されました。これには、以前よりも高いフッ素濃度の歯磨剤の使用が推奨されています。
これまでは2歳以下は500ppmだったのが1000ppmFに、6歳から14 歳まで1000ppmF
だったのが6歳以上は大人と同様に1500ppmFと推奨量が増加しています。また、歯磨剤の量については写真の通りとなります。
これは国際歯科連盟(FDI)、世界保健機関(WHO)が作成したフッ化物配合歯磨剤の推奨を参考にして、さらに日本の状況もみて今回の推奨は作成されました。
歯磨剤のフッ化物濃度は高いほど虫歯の予防効果が高いと考えられますが、飲み込みによるリスクを考え、年齢別の推奨をおこなっています。歯の形成期である乳幼児・小児に対しては、歯のフッ素症やエナメル形成不全のリスクがあるため、大人よりは低い濃度の推奨になっています。
歯磨剤を製造する企業では、乳幼児向け歯磨剤についてはチューブを1本飲み込んでも問題ない総量のチューブの製品の製造・販売が基本的にされていますが、誤って大量に食べたり飲み込んだりしないよう、使用方法、保管場所に気をつけ大量摂取には注意してください。
今は子供向けの味の高濃度配合の歯磨剤は少ないですが、今回の推奨濃度の上昇によって今後製品のラインナップが増えていくと予想されます。
また、日本では現在販売されていませんが、5000 ppmFの高濃度フッ化物配合歯磨剤の有用性が知られており、ハイリスク者への利用が推奨されるようになっています。特に、高齢者は歯肉が退縮して、歯の根に虫歯(根面う蝕)ができやすいのですが、この歯の根にできる初期活動性の虫歯は、5000 ppmFの歯磨剤の使用によって進行が停止する明らかなエビデンスが示されています。先進諸国の多くは5000 ppmFの歯磨剤を歯医者が処方していますが、処方箋なしで購入できる国も増えてきています。日本においても5000 ppmFの歯磨剤の販売が近いうちに認可されるかもしれません。
当院においても、一人一人どの歯磨剤がおすすめか相談にお答えできますのでぜひご来院ください。


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