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口呼吸の影響

2020年11月20日│院長・スタッフ│

口呼吸という言葉を知っていますか?

呼吸は鼻と口で行いますが、基本的には鼻で行うのが良いとされています。

理由はいくつかあって、例えば

・吸い込む空気の温度と体温の差が大きいと肺に負担がかかる。鼻で呼吸する場合、空気は鼻道を通る間に体温で温められて肺に届くので、口で呼吸するよりも肺の負担が軽い。

・口で呼吸すると空気中に漂うゴミを直接吸ってしまうが、鼻で呼吸するとゴミを鼻毛で受け止める事ができる。

などといったメリットがあります。

では逆に、口で呼吸するデメリットについて聞いたことはありますか?

実は口で呼吸することは、口の中にとても大きな影響を与えるのです。

 

【①口の発育に影響する】

子供と大人の身体の大きさが違うように、顎の骨も子供のころから少しずつ成長していきます。

そして、筋肉にどのような力がかかるかによって筋肉の成長が異なるように、顎の骨の成長も骨や歯にどのような力がかかるかで影響を受けます。

力の加わり方によっては、上顎前突(上顎だけ前に飛び出ている)や下顎前突(下顎だけ前に飛び出ている)といった見た目にもわかる骨格的な問題が出てくるケースも少なくありません。

こういった問題の原因の1つに口呼吸が関与していることがあります。

顎の骨や歯は、舌が内側から押す力や唇・頬が外側から抑える力の影響を常に受けているのですが、口呼吸で常に口を開けていると、その力が加わるべき場所に正しく加わらないため、成長に影響します。

一例ですが、

・口をポカンと開けていると唇の筋肉が緩む⇒前歯を内側に抑える力が弱くなる⇒前歯が外側に傾く⇒上顎前突、上下顎前突、オープンバイト(前歯が噛まず奥歯だけ噛んでいる)になることがある

・口が開いているので舌が上顎に当たる頻度が少ない⇒上顎を内側から押し広げる力が加わらない⇒上顎の成長が不十分になることがある(歯が生える隙間がないので歯並びが悪くなることもある)

・舌が下顎の歯列に常に触れている⇒舌が内側から押し広げる力が下顎にだけ高頻度にかかる⇒下顎の空隙歯列(歯と歯の間に隙間がある)になることがある

といったものが想像し易いですが、「口を開く筋肉が常に働く事で前下顔面が高くなる(顔が面長になる)」といったものなど、実際には非常に多くの要素が絡みます。

 

【②口の中が乾燥してしまう】

口を閉じている間、口の中の水分は保たれていますが、口を開くと、当然ながら水分は口の中から出ていきます。

常に口呼吸をしていると、常に口の中の水分が外に出てしまうため、口の中が乾燥しやすくなります。

「口の中が乾燥しているのはあまりよくない」というのは以前の記事にも書いている通りで、口腔内の菌が増殖するため、歯肉の炎症など様々な問題を引き起こす原因になります。

 

これらの理由から、お口にとって口呼吸は百害あって一利なしとも言えます。

特に骨格に与える影響は非常に大きいです。

この口呼吸をしてしまう原因にはいくつかあって、

・習慣

・歯並びが悪く、唇を閉じる事ができない

・アデノイド(咽頭の扁桃が肥大して鼻の気道を塞ぐ)や鼻炎などによって鼻呼吸が難しい

といったものが主です。

これらの問題がある場合、改善が望ましいのですが、幼少期に限ってはアデノイドが多い(6歳ごろに最も多く、一般的に12歳ごろには消退する)ため、今すぐ改善するべきかはバランスが大切になってきます。

 

当院では、筋機能療法による改善や検診による変化の確認・管理などによって口呼吸への対応も行っております。

若いほど改善による効果も高いため、お子様の事などでお悩みの方は是非ご相談下さい。

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